その他の登場した、あるいは話に出てきたステッキ
アイテム
オフセット型クロム・ステッキ

登場回数 1話
"The Greater Good" [シーズン5第14話]
  • アルマイト加工されたアルミニューム製
  • 握り手がシャフトの真上にくるオフセット型ハンドルで、安定性にとんでいる。
  • スポンジゴムの握り手で、より快適な感触
  • シャフトは高さ調節可
  • このステッキが購入できるのはFashionable Canes(ファッショナブル・ケインズ)
ハウスのステッキ #6、窃盗に! 新しくやってきた赤ちゃんと家で過ごしたいのに、ハウスのせいで仕事に戻らなければならなくなったカディは、ハウスに仕返しを目論む。作戦のひとつはハウスのステッキを盗むことで(部下の誰かの手を借りて)、結果、ハウスはさまざまな代替品を使うことに。 (下のモップを参照)

このステッキはアルマイト加工されたアルミ製で、ハンドルの型はオフセットを呼ばれるものである。スポンジゴムのグリップをシャフトの真上に持ってきて、より頑丈、かつ安定性にとむようにしてある。機能性に優れているが、そのぶん、ファッション性には欠ける。実際、この手のハンドルは、これまでハウスが2度使うハメに陥った、あの奇怪な四点杖と同じものであることにお気づきだろう。

クールであることが重要なステッキにあって、このステッキは四点杖よりほんのちょっとマシなだけである。ハウスにとって幸いなことに、カディは自分のやり方が悪かったことを認め、翌日、ハウスにステッキ #6を差し出す。自分の当然の所有物を取り戻したハウスは、オフセットクロムのステッキを、通りがかった郵便物のカートにあっさりと投げ入れる。(願わくば)2度とお目にかかることがないように、と。

アイテム
アンティーク・ヴィントナーズ

登場回数
実際に姿を見ることはなく、
話にだけ出てくる。
1話
機内感染 [シーズン3第18話]
  • 手作りアンティーク・ウォーキングステッキ
  • ハウスは900ドルで購入
  • ハンドル部にコルク栓抜きがついていたため、空港のセキュリティーに取り上げられ、到着後に返してもらう。
  • 実用よりファッション性を重視したデザイン
これらのステッキやウォーキングステッキは何年も前につくられた手作り品で、それぞれに特徴的である。インターネット上では情報がほとんど見当たらないため、実際にハウスのステッキがどのようなものかを特定するのは不可能である。しかしながら、アンティークのサイトに一つ売りにだされているものがあるので、これからハウスのステッキを推測することはできる。この変わったモデルにはコルク栓抜きがついていないが、ハンドルをひねると外れるようにできている。ここに栓抜きを入れることもできるだろう。

ハンドルがノブ形のステッキ(より正確にはウォーキング・ステッキ)は、実際の歩行の補助としては、長時間、使いづらいだろう。このステッキはとても細身で、長い年月の間におそらくもろくなっていると思われる。金属製の先端は、滑らかな面に接すると簡単に滑ってしまうだろう。とてもハウスの実用に向いているとは思えない。もしかすると、ハウスのステッキには、もっと伝統的な形のハンドルがついていたのかもしれないが、それを確かめるのはこの先もまず無理だろう。
アイテム
雄牛のペニスのステッキ

登場回数 1話
Family
[シーズン3第21話]
あるんです、その名どおりのものが、ほんとうに。しばしばより上品に「雄牛の器官」と称せられるが、実際に、牛のペニスを消毒し、針金にかぶせて拡げて保存したものである。ちょっとした話の種という趣で、ステッキ(写真のように曲がったもの)あるいはウォークング・ステッキ(まっすぐなハンドル)に用いられる。

ハウスがこのステッキと対面したのは、そのあと愛用の炎のステッキを見つけることになる、風変わりな店である。はじめ、ハウスはこれをクールなステッキだと気に入るが、それが何かを知ると、「ペニスのステッキは殺人的だ」と店員に言って他を探す。

Substitutes
アイテム
モルヒネ点滴スタンド

登場回数1話
「幻覚」
[シーズン2第24話]
ハウスは元患者にわき腹と首を銃で撃たれ、モルヒネを打たれた状態で病院のベッドで目を覚ます自分を、幻覚の中で見る。犯人も、警備員に撃たれて隣りのベッドに運び込まれる。

これに我慢できないハウスは、ベッドから起き上がり、カディのオフィスに文句をいいに行く。ベッド脇のモルヒネの点滴スタンドに管でつながれたハウスは、そのまま、それを杖代わりに持って行く。
アイテム
アンバー

登場回数2話
"97 Seconds"
[シーズン4第3話] と
"Wilson's Heart"
[シーズン4第16話]
コンセントにナイフを突っ込んで、感電で仮死状態になったハウスは、ふたたび病院のベッドで目を覚ます。アンバーが患者のことでやってきて、ハウスはベッドから起きようとするが、はじめ、ステッキだけでは歩けない。体のバランスを取り戻すまで、ハウスはアンバーに寄りかかって歩く。

興味深いことに、普段、誰からもの手助けを拒否するハウスだが、ライバルであり、自分の相似形でもある女性の肩を、もう一度借りることになる。アンバーの死につながるバス事故の夜、アンバーはハウスが夜っぴてビールとウィスキーをがぶ飲みしているバーに、ウィルソンの代わりに車で迎えに来る。酔っ払ったハウスはステッキを忘れ、アンバーに支えられてバーを出る。

アイテム
モップとバケツ

登場回数1話
"The Greater Good"
[シーズン514話]
ステッキ #6が盗まれたすぐあと、ハウスはバケツに入ったモップを見つける。ハウスはおそらく掃除夫「ブルー」(ルウ)が、実際の犯行に(カディの企みの汚れ役として)関わったと目星をつける。その前に、エレベーターに「故障中」の偽の貼紙をはったのも(同じくカディの命令で)、ブルーだったからである。そこで、ハウスは3つのことを同時に果たす。すなわち
1) ちゃんとした代替品(このページ上の、オフセット・クロムのステッキ)を見つけるまでの、一時的歩行補助を手に入れる。
2) モップとバケツを盗むことで、ブルーに直接、仕返しをする。
3) 哀れっぽく、モップに寄りかかりながらカディのオフィスに現れることで、カディに控えめかつ強力に罪悪感を覚えさせ、ついでにオフィスのカーペットを汚い水で汚す。